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![]() 北関東自動車道を利用して茨城県へ行ってきた。 時間を節約するためには高速道路も仕方がない。 茨城空港北ICで下り、地方道を走って行方市の道の駅「たまつくり」へ。 8年前に一度訪れた所で、懐かしい。 車からマウンテンバイクを下ろしてスタート。 霞ヶ浦大橋を渡り、霞ヶ浦の土手を西に向かって走った。 風が強い。 所々遊漁船らしい船のたまり場が見えた。しかし湖面に船らしい影は亡かった。 こうして自転車をこぐだけを目的に霞ヶ浦へ来るお客は珍しいに違いない。 見知らぬ土地をポタリングするのはとてもエキサイティングだ。 ![]() 猛暑の中、那須湯本温泉へやって来た。 山肌の緑は一段と濃く、真夏の日照りを喜んでいるように見える。 すぐ前に温泉神社があった。 鳥居をくぐって坂の下を見晴らす。 遠く下界はフライパンで炒められるみたいにぼやけて見えた。 ![]() 益子の街中を走った。 益子駅は小さいローカル駅だが切符売り場もあり自転車置き場やしっかりしたトイレもある。 ![]() 陶芸の郷だけあって列車でやってくる客も多いのかもしれない。 駅舎の一番目立つところに益子を印象づけるモニュメントがあった。 大きな陶器の壺だ。さすがである。 ここから陶器で賑わう一角へはまだ東へかなり行かなければならない。 ![]() みどり色のジーゼル車が入ってきた。ごっとんごっとん、堅い音がした。 無人の「いちはな駅」に人の気配。 一両だけの車両に5~6人の姿が見えた。 この車両、もっと乗用車並に軽くできたらいいのにと気になった。 ![]() 栃木市へマウンテンバイクを走らせた。 天気も上々、蔵の街を走り回る。 うずま川のほとりは川端ヤナギが風にゆれ、白壁の土蔵が川面に揺れて風情たっぷりだ。 久しぶりにわくわくする一日だった。 ![]() ![]() この夏、奥日光へ行ってきました。 8月のはじめごろ、下界は暑くて暑くて涼しく過ごせる所へ逃げ出したかったのです。 二日ほど車の中で泊ることにしました。 山歩きをするとか、温泉に入るとかが目当てではありません。 じっくり本を読んだり、スケッチをしたいと思ったのです。 湯本まで上がると標高が1500メートルはあり、すがに涼しく、心地いいのです。 駐車場には先着のワンボックスカーやらキャンピングカーがずらりと陣取っていました。 北海道、鹿児島、愛知など遠い所から関東の群馬、千葉、埼玉などのナンバーが 勢ぞろいです。 もう一ヶ月もここで過ごしているという人が何人もいるのにびっくりしました。 山登りをしたり、みんなで集まって話をしたりしているうちに時間が過ぎていくのだといいます。 私も俄かに車中泊コミュニティーの一員となりました。 ![]() すっかり寒くなりました。 この一か月、紀伊半島、四国を旅してきました。 伊勢や熊野の社では樹木にも静寂な空気にも神々の気配が満ち満ち、対して四国では山にも野原にも、街中にさえ仏様の優しい目が人々を見つめているのを肌で感じました。 そのことを裏付けるような出来事があったのです。 旅も中ごろのことです。高知県は土佐市にさしかかったときでした。車に給油しようとキョロキョロ町外れをドライブしていましたら、地理不案内の悲しさ、細い路地に入り込んでしまいました。 一旦入り込んだらバックができません。心細い気持ちで前進していたら、農業用水のところで道は直角に曲がっていたのです。 よせばいいのに適当な勘でハンドルを切ってしまいました。ガタンと音がして車が沈みました。やった~、と思っても後の祭りです。 左後輪が用水に脱輪してしまいました。 さあどうしよう。途方にくれるばかりです。 こんなときはJAFだ、と携帯電話を取り出しました。 農作業の帽子をかぶったお年寄りの男性が現れました。土佐弁でなになか言っています。道をふさがれて怒っているのでしょうか。 JAFの窓口が応答して、さっそく場所の確認です。私には見当もつきません。 さっきの農作業帽の男性が何か言いながら私のわき腹を突っつきます。 顔を上げてびっくり。いつの間にかフォークリフトとモズグリーンの作業服の若者三人がいるではありませんか。 農作業帽の男性が近くの作業所から連れてきたのかもしれません。 まるで地面から湧いて出てきたようです。 さらに男たちが三人と高齢の女性たちが三人現れました。 男たちが角材を車の下に当てがい、フォークリフトに合図を送ります。 車のバンパーがミシッと悲鳴を上げました。 「だめだ、止めろ!」 集まってきた皆の衆十人はここで何やら話し合いを始めました。 「荷物を降ろして軽くしたらどうだろう。」 「皆で持ち上げられないかな。」 と言っています。 フォークリフとがだめならあとは人力です。 私は衣類、鍋、こんろ、毛布、布団、クーラーボックスなど旅の装備品を道路わきに降ろしました。 私が車に乗り込みギアをニュートラルにしたところで、皆がヨイショーと掛け声を発しました。 車はふわっと浮いたではありませんか。 左後輪は見事に地面に着地したのです。 すると、胸をなでおろしている私を尻目に、お年寄りや女性たちが荷物を車に運び始めたではありませんか。 恐縮した私はそれは自分がやるからと止めに入り、心から感謝の気持ちを伝えました。 フォークリフトだって燃料を使っています。 私の心ばかりのお礼の申し出でもことわり、何もなかったかのようにどこかへ姿を消していったのです。 一人だけ最初に現れた農作業帽の男性が残っていました。 私が車に乗り込んで別れの挨拶をすると、男性は心配そうに 「気をつけて旅をしなされや。」 と言いながら見送るのです。 四国の仏様たちは見事に人間の姿になりすましていました。 男性の剃り残した白いあご髭も本物そっくりです。 日ごろ仏壇の供えもおろそかにしがちな私ですが、深く反省するばかりです。 ![]() 真岡鉄道の先頭車両には数人しか乗っていませんでした。フロントの窓越しに風景を眺めている人が目に入りました。 去り行く晩秋の趣をじっとかみしめているのかもしれません。 いつか、MTBを列車に持ち込んで、旅先で乗り回してみたいものです。 ![]() 日本画の霞たなびく風景は絵の世界だけかと思っていたら、実際にありました。 春の風景にはおなじみですが、今は晩秋です。やはり高い山へ来ると平地で乾いた空気も押し上げられてガスになるようです。 急に寒くなりました。 ![]() 晩秋のスキー場、ハンンターマウンテンへ立ち寄ってみました。 緑が広がるゲレンデは雪が降ればたちまちボーダーやスキーヤーでいっぱいになりそうです。 リフトで山頂まで行ってみました。上から見下ろす景色は不思議と下から見上げた印象と違います。下の方はますます遠く、ますます小さく見えます。 雄大な山々の連なりがもみじ色にかすんで見えるのはこの時節だけでしょう。 少したつと木枯らしが吹いて、一面が真っ白になるはずです。 < 前のページ次のページ >
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